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エアコンが効かないトラブル

こんにちは。一気に暑くなってきましたね。今回は過去に公開していました人気の記事を再度編集いたしまして掲載いたします!

夏本番前から一気に増える車のエアコントラブル。

本格的な夏の前に是非エアコンの点検をおすすめします。

 

 

いざ!久しぶりにエアコンをつけてみると、去年までは大丈夫だったのにぬるい風しか出ない!!なんてことありませんか?

実際私たちのお店にも梅雨の時期以降、暑くなってくるとエアコンが効かないと来店される方が増えてきます。

主な症状は「冷えない」「ぬるい風しか出ない」です。

暑いこの時期にエアコンが効かないとかなり大変ですよね。真夏になったら暑すぎて車に乗れませんね。数年前より気温も上昇していますし、窓を開けて走っても外から熱風が入ってくるだけです。

 

今までエアコンは問題なかったのに突然温風しか出てこなくなってしまった・・・。

ではどうしてエアコンが効かなくなるのでしょうか?そこで当社のお客様でエアコンが壊れた方の故障事例の統計をまとめてみました。そこで出てきた回答をまとめてみると原因が3つに分けられました。

原因1位 エアコンのガスが抜けてしまっている

原因2位 エキスパンションバルブという部品にゴミが詰まってしまっている

原因3位 エアコンコンプレッサーが故障してしまった

 

エアコンのガスが無くなってしまって効かなくなっていたんですね。エアコンのガスが古くなったからとかではありません。

原因はどこからかエアコンのガスが漏れてしまっているからなのです。

 

どうしてガスは漏れてしまうのでしょうか・・・?

実はこの1位から3位までの故障はほぼ原因は1つから来ています。そしてこのトラブルが起こってしまう方にも特徴がありました。それは・・・

 

エアコンをあまり使わない方に多く見られる故障なのです。

 

暑い時期にしかエアコンはつけない方は要注意です。勿論、経年劣化もございますが、頻度は年中エアコンを使っている人と比べると上がってしまうのです。

 

何故なのかを説明する前に簡単にエアコンの説明をします。エアコンの部品にはエアコンガスが充満しています。このガスが圧縮されて液体になったり、低圧になって気体になったりする過程で取り込んだ空気の熱を取って冷たくなった風を車内に送り込んでいるのです。

このエアコンガスの量が減ってしまうと、うまく高圧・低圧にならずに冷たい空気が出ないのです。

 

その大切なエアコンガス、どこに消えてしまうのでしょうか?

 

実は基本的にエアコンのガスは漏れません。しかし、たくさんの部品で構成されているエアコンは部品と部品のつなぎ目にOリングというパッキンを使っています。ここに隙間が出来てしまい、そこからガスが漏れてしまうのです。

では精密に作られているはずのつなぎ目にどうして隙間が出来てしまうのでしょうか?

エアコンがONの状態であれば内部でエアコンガスが動いています。しかし、しばらくエアコンを使わないでいると部品のつなぎ目のパッキンに汚れが溜まってしまいます。その状態でエアコンのスイッチを入れると・・・・・

そうです。溜まっていたゴミが流れるのです。問題なくゴミが流れてしまえば良いのですが、そのゴミがパッキンを押し出して隙間を作ってしまうことがあります。これがつなぎ目の隙間です。ゴムでできているパッキンが傷んでしまい→隙間が出来て→ガスが漏れるという流れなのです。

***ゴミで汚れてしまったエキスパンションバルブ(エンジンルームの部品です)***

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しかもこのゴミ、上記原因2位と3位にも関わります。

ゴミがどこに流れて悪さをするかで変わってしまうのです。Oリングというパッキンを傷めればそこから漏れてしまいますし、運よくOリングを通過してもエキスパンションバルブという途中の部品で引っかかってしまい、傷めてしまう。エキスパンションバルブも通過できても最終的にコンプレッサーという圧縮機に溜まってしまう・・・という流れなのです。

ではどうすればゴミは溜まらないのでしょうか?

 

簡単な方法が1つあります。「エアコンを常時ONにすること」なのです。

常にエアコンがONの状態であればエアコンガスが常に流れているのでパッキンにゴミが溜まってしまうことを防いでくれます。

 

でも、いつもいつもONにしていると燃費が気になる・・・という方におススメなのが「雨の日にはエアコンをつける」です。

冬でも雨の日に車内の除湿をすることで強制的にOリングに溜まったゴミを流してくれます。こまめにエアコンをつけて作動させておくことでゴミの量を少なく抑えることが出来ます。

ちょっとしたことで大きなトラブルが回避出来たら良いですよね。

エアコンの修理は高額になることが多いです。思わぬ出費を防いで安心してカーライフを楽しみたいですよね。

最後にエアコンの風の流れが分かる写真を紹介致します。

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部品の役目

エキスパンションバルブ・・・高圧状態のエアコンガスを一気に気化させる役目を担う

エバポレーター・・・・・・・気化したエアコンガスがこの部品の中を通過する時に、周囲の熱を奪うことで冷たい風を作る場所

コンプレッサー・・・・・・・エアコンガスを高温圧縮して半液体状態にする

 

エアコンのことでお困りのことがございましたらこちらまでご連絡下さいませ

http://www.wyaguchi.com/contact/forms/index/1

 

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